入札は万能では無い!

闘うマネジャー:「全部任せちゃえばいいじゃないか」が間違いのもと (1/2) - ITmedia エンタープライズ - まっちゃだいふくの日記★とれんどふりーく★

昔ある自治体の情報システム関係の担当の方へ提案をした際に、入札にしたくないのだけど金額的に入札で無いと予算計上が難しいとの話を頂いたことがあります。

  • なぜ、入札にしたくないかというと、せっかく良い提案があり、実現のために調達仕様を策定しようにも、あまりにずば抜けた仕様にすると入札参加条件が厳しくなり、入札が成立しない。
  • 仮にレベルを落とすと多数の入札参加があるのだが、金額がすべてに優先するため当初考えていた品質は望めず、何のための調達であったかわからなくなる。
  • 必要な条件を例示して、それを全うできる企業などと随契(随意契約)すると、議会や住民に対して十分に納得してもらえるだけの資料を作成しないといけない。
  • 入札が成立しても、応札企業は大赤字で取り組んでもらうことが目に見えているので、あまり強い要望も言えず・・・お任せになる。

などで、提案の内容は理解してもらいましたが、受け入れてもらえなかったことがあります。

物差しが必要なんでしょうが、物差しを作るにも技術も時間もお金も必要ですしね。