WinXP on ubuntu10.04LTS/VirtualBoxやってます
随分久々の更新ww
ずっと開発マシンはWinXPでやってましたが、4GBメモリだったり、Core2Duoだったりするので、いつか64bitOSにしたいなと思ってました。
一部のツール(VisualStudioとかPICコンパイラやPLCのツールや)がWindowsじゃないと動かないので、Windowsは必要なのですが、その他ほとんどのものは他のOSでも問題なく動くものばかりなので起動時間などを考えて、ベースOSをWindows7とかにせずLinuxでやろうと思いつきました。
GUIデスクトップで使うことが基本なので、ubuntuを選びました。
丁度LTSバージョンの10.04が出たばかりなのでこれを選択。LiveCDでの状況も問題なかったので、思い切って進めてみました。
開発系の業務でメインとして使うので、やはり日本語環境など苦労したくないのでUbuntu Japanese Teamの日本語サポートバージョンを使用することにします。
ただし、Ubuntu Japanese Team提供のCDイメージは32bit用のものだけなので、一旦本家の64bit版Alternativeでインストールしたのち、Ubuntu Japanese TeamのリポジトリをAPTのソースに追加する必要があります。
Ubuntuの日本語環境
まったく問題なく出来上がります。
日本語もOK。
NvidiaでのデュアルヘッドもOKです。
業務の都合上、Windowsも必要なので、仮想マシンで対応することにします。
当初一番慣れた、VMware Serverをいれるつもりでいました。
64bitなのでVM Server2になるのですが、結構インストールに難航。
G先生に聞いたところ、パッチが必要みたいです。
RISE Security » VMware Server 2.0.2 Update Patch #2
(VMware社提供の正式なパッチではありませんので、ご注意。パッチ適用する人は自己責任でお願いします。)
なんとか入ってWindowsXPを再(!?)インストールするんですが...
VM Server2はコンソールをWebブラウザで表示するんですが、困ったことにFireFoxではうまく表示できない。
G先生に聞いてもやはりそうらしい。
ChromeもOperaもだめ・・・ってIE専用?それって意味ない...
G先生のおかげで、インストールバイナリの中にVM Player互換のビュアーがあることがわかり、当面それを使用してました。
しかしながら、なんかマウスの動きがおかしい。
マウスクリックのクリックダウンはちゃんと検知するけど、クリックアップが見えてない様子。
ボタンを押したままって感じですね。
押下できないし、動かすとドラッグになってしまう。
スクロールホイールを押すと上手くクリックアップしてくれることもあるんですが、実用に耐えない...
そこで初めてVirtualBoxを試してみることにしました。
Sun VirtualBox - サン・マイクロシステムズ
いまはOracleだけどっwww
VM VirtualBox | Virtualization | Oracle
ubuntu10.04LTS64bitも正式に対応しているみたいです。専用のバイナリがあります。
VirtualBoxにはいろんなライセンスがあることが分かりました。
- GPLv2でのOSSライセンス:無償(USB使用不可とかいろいろ制限がある)
- OEMライセンス:有償(組み込んで製品開発などに使用)
- PUEL:無償(個人使用、全機能使用可能)
- Sun VirtualBox Enterprise Subscriptions:有償(会社とかで入れるときなど)
などありまして、仕事で使うのにどのライセンスが必要なのか調べてみました。
ただ、購入してもそんなに高価ではありません。(レートにもよるけど\8,100って出てた)
勝手もいいけどと思ってましたが、PUELに該当する使用とはどういうものなのかというと、
- 仕事に使っても良い
- 会社の自分のPCにインストールしても良い
- 自分でインストールすること
- 物理マシン台数の決まりは無い
- ゲストOSを公開してはダメ
そんな感じでようするに開発に使うのであれば、まったく問題無いようです。
下記サイトに訳とかされてますが、現在もそのライセンス形態は継続されている様です。
VirtualBoxライセンス - hClippr編集室ブログ
こんなうれしいライセンスがあっていいんだろうか?
何で儲けるんでしょう?
とても嬉しくインストールさせていただきました。
結果、言うことは何もありません。
いままで試してもいませんでしたが、快適です。
Guest AdditionをゲストOS(今回はWinXP)にインストールするとコピペなどもできたり、画面を行ったり来たり出きるだけでなく、
「シームレスモード」という機能も利用できます。
MacでのVMware Fusionでユニティモードというのがあるんですがそれと同じ。
ゲストOSで開いているウインドウをホストOSのデスクトップに貼り付けたような感じで動作が可能になります。
日本語も問題ない。というより日本語ちゃんと出てるので初めての人でも困ることは無いと思う。
すごいわー。
検証用のサーバもVirtualBoxで作成しました。
ほかのPCもこの形態に移行予定です。
とても気に入ってます。